学生の頃に落ちた検定を受けてみた話
本当に若いうちに勉強しておいたほうがいい。
若い頃から勉強してきた人にはなかなか理解してもらえないんだけど、勉強してこなかった人間はその習慣がついていないので、やり方すらわからない。
10代の頃から特に頭が良いような人間でもなかったけど、それでも今思ってみてもあの頃にはなんらかのブーストがかかっていたように思う。
学生時代にさぼって1ミリも勉強しなかった検定のことをここのところよく思い出すので時間もあるしいっちょうやってみるか!と申し込んでテキストも買って読んでみても全然頭に入ってこない。
ネットで難易度を調べてみても「易」の範囲で、テキストを読み込んでいれば合格するレベルのものだというのに、まったく覚えられない。
これは大変だと思い、どうにか方法を考えたところ「学習内容を解説してくれる有料動画講座アプリ」を見つけたので、お金を払ってひととおり見た。
としをとるとこんな余計なお金を払わないと勉強もできないのだ。
アプリは解説というか、ほとんどテキストの内容と変わらないようなものだったけど、それでも助かった。これがなかったら絶対覚えられなかったし、理解もできなかった。
検定会場はみな若い子ばかりだった。私が最年長では?と思うような会場。
終わってみても自己採点はしなかった。疲れすぎてそれどころじゃなかった。
開放感がすごかった。高校を卒業したときのような気持ち。
これでもう勉強しなくていいんだ!という気持ちを久しぶりにあじわった。
自分で申し込んでおいてお金を払ってあじわうこの気持ち。不思議。
この検定に合格したからって就職するわけでもないし、ただただ学習内容への興味と「検定料をむだにしたくない」という思いをバネに、受かりました。
よかった。